2018年4月28日(土)、信濃毎日新聞の新しい松本本社「信毎メディアガーデン」がオープンしました。
建物はルーバー状の外壁と木製の窓枠が特徴的な、地下1階・地上5階建て、延べ床面積8,143㎡。
設計は下諏訪町出身の世界的な建築家、伊東豊雄氏です。
1~3階は市民の皆さんにも使っていただけるコミュニティーゾーンと、個性豊かなテナントが入るショップゾーン、4・5階は信濃毎日新聞社の中南信拠点となる松本本社、信毎メディアガーデンの開業に合わせ創刊したMGプレス編集室が入居。
市民の方々をはじめ国内外の観光客も気軽に足を運べる複合施設として、中心市街地の賑わい創りを目指す、新しい「信毎」にご期待ください。
信毎メディアガーデンとは
伊東豊雄
このロゴは、新聞の組版をモチーフにデザインしています。
日々変化する情報を、新聞紙上でどのような大きさや割合で見せていくのか、それが組版です。
そこに現れるのは新聞社としての確固たる意志であり、その意志をシンボル化しています。
また、メディアガーデンはオープンな環境を作ることで地域と関わり、新たな情報や価値を生み出す空間を目指しています。
このロゴがそんな意志に寄り添うことができれば嬉しいです。
柿木原政広
1941年京城(現:ソウル)生まれ、長野県下諏訪町で育つ。1965年東京大学工学部建築学科を卒業。。主な作品に「せんだいメディアテーク」(宮城)、「まつもと市民芸術館」(長野)、「みんなの森ぎふメディアコスモス」(岐阜)、「台中国家歌劇院」(台湾)など。日本建築学会賞、ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、プリツカー建築賞など受賞。
1970年広島県生まれ。ドラフトを経て2007年に株式会社10(テン)を設立。JAGDA会員。東京ADC会員。主な仕事にsingingAEON、まいにちAEONCARD、R.O.Uのブランディング、東京国際映画祭、静岡市美術館、松竹芸能株式会社、富士中央幼稚園のCI、美術館のポスターを多く手掛ける。2003年日本グラフィックデザイナーズ協会新人賞受賞。NewYorkADC賞、ONESHOW PENCIL賞、東京ADC賞、GOOD DESIGN賞受賞。
1991年東京造形大学卒業後、家具デザイナー大橋晃朗に師事。1992年長谷川逸子・建築計画工房に勤務。1999年「藤森泰司アトリエ」設立。家具デザインを中心に据え、建築家とのコラボレーション、プロダクト・空間デザインを手がける。近年は図書館などの公共施設への特注家具をはじめ、ハイブランドの製品から、オフィス、小中学校の学童家具まで幅広く活動。2016年毎日デザイン賞ノミネート、グッドデザイン特別賞など受賞多数。
東京都出身。南青山のIDEE SHOPのバイヤーを経て、2007年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして活動を始める。現在、株式会社メソッド代表取締役。2013年「別冊Discover Japan 暮らしの専門店」/エイ出版社、2014年「デザインとセンスで売れるショップ成功のメソッド」/誠文堂新光社が発売される。
コミュニティデザイナー。愛知県長久手市出身。大阪府立大大学院修了後、設計事務所勤務を経て2005年に「studio-L(スタジオエル)」を設立。住民による地域課題の解決を支援する「コミュニティデザイン」に携わり、これまでに全国各地で250件以上のプロジェクトを手掛ける。13年東大大学院工学系研究科修了。信毎メディアガーデンでは、設計開始当初から「市民と一緒に考える施設づくり」を目指し、「信毎まちなかプロジェクト」を主導。市民100人ヒアリングやワークショップ、企画発表会などを通じて、新施設の在り方を提言した。
パルコは日本の大都市圏を中心に、小売専門店をテナントに集積した商業施設「PARCO」の開発と運営等を中心に行っています。1969年、池袋に「PARCO」第一号店を開店以来、ファッションを核として、新しいライフスタイルの創造に取り組み、現在では、新たな事業モデルである「ゼロゲート」や新業態も積極的に開発・運営を推進しています。2017年度より新規に5カ年の中期経営計画をスタートし、2019年秋には、現在建替えに伴い一時休業中である新生渋谷パルコを開店し、ストアブランドの一層の進化を目指していきます。
演出家・俳優東京都出身。信濃毎日新聞新松本本社「信毎メディアガーデン」の企画プロデューサーに就任。新施設が持つ情報発信機能を念頭に「地域が元気になり、発想が豊かになるような、地域と共存しあう施設にしたい」と意気込む。
伊東豊雄氏が設計したまつもと市民芸術館(松本市)で芸術監督を務め、新本社建設地では工事中の2015年、16年に野外公演「フライングシアター(空中劇場)」も手掛けた。15年には市民と新本社の在り方について語り合ったまちなかプロジェクトのシンポジウムで「みんなで新しい施設を作っていこうという姿勢は素晴らしい。ぜひお手伝いしたい」と表明。伊東氏とも協議を重ね、施設の基本計画段階から参画した。今後、1Fホールなどで年数回の「串田企画」を開催していく。
信毎メディアガーデンのオープンに合わせて、2018年4月18日に創刊したタブロイド紙です。中信地方で信濃毎日新聞ご購読の世帯に、原則として火曜日から土曜日の週5回、11万5000部(2018年4月)をお届けしています。
MG(エムジー)プレスの名前は、信毎メディアガーデンにちなみ、メディアのM、ガーデンのGからとりました。信州の真ん中、松本にある信毎メディアガーデン4階編集室から、地域のニュースを広く、深く、読みやすく発信します。松本山雅FCの情報はもちろん、子どもたちのスポーツも手厚く報道するほか、健康、医療、暮らしの情報も満載。そして、地域のみなさんの声と顔がたくさん登場する新聞です。
地域のことを知って、もっと地元が好きになる―。読者の声を聞きながら、進化していくMGプレスです。
長野県を中心に発行し、県民から「しんまい」の愛称で広く親しまれている地方紙です。
2018年1月の発行部数は47万部を超え、県内市場占有率は70%に迫ります。
創刊は1873年(明治6年)。2018年の創刊で145年を迎える、日本でも有数の歴史を持つ新聞社です。紙面への評価は高く、その年度の優れた新聞を評価する日本新聞協会賞を1961年(昭和39年)の「漢字テレタイプ導入」から2015年(平成27年)の「御嶽山噴火災害報道」まで、全国の地方紙最多となる15回受賞。同協会の新聞広告賞も多数受賞しています。
本紙に加え、県内各地で、エリア別生活情報誌や就職情報など各種フリーペーパーを多数発行。信越放送、長野朝日放送等、県内民放4局および地域FM局へも出資し、信州マスコミ界の中核企業として、地域への情報発信力には定評があります。